パグ日記その4 赤ちゃんとの初対面!
げんすけが8ヶ月になった頃、娘が誕生しました。今では仲良く?暮らしていますが、やはり初めは大変なストレスだったみたいです。また、犬を育てながらの育児について、同じ境遇の方の参考になればいいなと思います。
入院前のげんすけの様子
陣痛が始まった頃(家での陣痛はそんなに強くありませんでした。過去記事参照)、げんすけはいつも通り、「遊んで!遊んで!」とお気に入りのぬいぐるみやボールを持って私を誘って来ていました。それと、げんすけは追いかけられるのが大好きなので(我々が追いつけないのを楽しんでいる)わざとゴミ箱の中のものを拾ったりして挑発して来ます。耐えれる程度の陣痛というか陣痛と思っていなかったので、いつも通り応えていました。むしろ動くことでおさんが進めば良いなと思っていました。
家を出るとき、「行ってきます」と声をかけ出てきましたが、その時の「どこ行くの?」という悲しげな顔が忘れられませんでした。
入院中のげんすけの様子
実家でげんすけはお留守番です。両親に小まめにげんすけの様子を聞きました。お利口にしている様子でしたが、いつもより元気のないこともあって、寂しさを感じている様でした。
赤ちゃんを迎えるためにしたこと
赤ちゃんの匂いをつけたタオルをげんすけに嗅がせる
産まれてからすぐに赤ちゃんの頭の下にタオルを敷いて赤ちゃんの匂いをつけました。入院中一度だけ可能だった面会時に母にそのタオルを持って帰ってもらい、げんすけに嗅いでもらいました。
クンクン、クンクン・・・
興味津々??これは期待できるかも!!
と、思いきや!!!
げんすけは飽きっぽく、すぐに興味がなくなったようです。
帰宅後は一番にげんすけを抱きしめる
帰宅後は、寂しかったけどお留守番頑張ったげんすけを1番に抱きしめられるように、家族に赤ちゃんを抱っこしてもらいました。しかし、げんすけは私をスルーして、赤ちゃんを見つけ、吠えまくりました…普段お客さんが来ても全然吠えないげんすけが、異常なほど吠えます。赤ちゃんは、動じていませんでしたが(笑)しばらくすると落ち着いていましたが、赤ちゃんが泣き出すと吠えていました。
赤ちゃんとの暮らし
赤ちゃんは必ずベビーベッドの上で寝させていました。上の写真のように少しずつ赤ちゃんとげんすけを近づける時間を作りました。というか、授乳の時はベビーベッドから下ろさなくてはならなかったので、自然とげんすけから近づいていました。
授乳中でもげんすけが「遊んで!遊んで!」モードになった時は大変でした。赤ちゃんの体に手を乗せたり、赤ちゃんにぬいぐるみを押し付けたりしていました。噛み付いたり引っ掻いたりすることはありませんでした。
私が一番大変だなと思ったことは、赤ちゃんのお世話に追われて、げんすけの遊び相手をする余裕がなかったことです。赤ちゃんが寝たから仮眠を取ろうと思ったら、げんすけが「遊んで!遊んで!」モードになり、寝れません。そのため別の部屋に行って休もうとするんですが、げんすけを一人置いていくことへの罪悪感で、産後メンタルの私は涙が止まりませんでした。妊娠後にげんすけを飼うことを決めたから、育児に追われてげんすけに寂しい思いをさせることを自分で許せませんでした。
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げんすけのストレス解消にこの骨ガムは大変お世話になりました。噛むことでストレス発散+げんすけの大好きなミルク味。
今ではとっても仲良し
半月〜1ヶ月くらいでだんだん吠えなくなりました。赤ちゃん返りなのか、すごく甘えん坊になり、赤ちゃんの頃みたいに私たちに体を寄せて寝るようになりました。最近では、赤ちゃんに体を寄せることもあります。赤ちゃんも最近げんすけのことを認識してそうですが、まだ何も分からず、げんすけを摘んだり、足をバタバタさせて蹴ったりします。何をされてもげんすけは手を出したり噛んだりはしません。でも、大好きなミルクの匂いがするためか、赤ちゃんの顔を舐めたがります(笑)
注意していること
げんすけは赤ちゃんが産まれるまでに社会化やしつけが済んでいたので、今はトラブルなく過ごすことができています。しかし、まだ何も分からない赤ちゃんですので、いきなり何かげんすけの嫌がることをする可能性もあります。げんすけが赤ちゃんを噛んだり攻撃することがないとも限らないので、目を離すときに二人きりにしないようにしています。免疫力も弱い赤ちゃんですので、ペロペロにも十分注意をしています。
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パグ日記 その3 げんすけの社会化
今日はげんすけの社会化についてです。生後2ヶ月の頃、ドッグスクールの先生と面談をしました。そこで、まずは社会化が大事だと教わりました。
犬の社会化とは
犬が社会に順応する力を養うことを社会化と言います。生後3〜4ヶ月に経験したことはグングン吸収するので、「社会化期」と呼ばれ特に社会化に適した時期です。具体的には、人間とのふれあいや、音、地面の感触、遊びなどの色々な体験をすることで、社会に対し順応する力がついていきます。
なので、この社会化期にいろんな体験をさせてあげましょう!という先生の教え通りに、げんすけを公園や、ペット同伴可のお店など色々なところに連れていきました。
公園デビュー
まだワクチンは打ってないので抱っこです。この頃は軽くて片手で余裕でした。
川にも行きました。
寒い時はパパのコートの中で温まります。
この公園では毎日ワンちゃんたちの集いがあっています。げんすけの社会化にちょうどいいので混ぜてもらっていました。たくさんの人に可愛がられ、人間のことが大好きになりました。
社会化は成功したのか
げんすけの場合、成功したと言えると思います。ワクチンが未完了のうちから、外に出ていろんな体験をすることができました。人間は誰でも大好きだし、大きな音にも吠えたりすることはありません。お散歩中に他の犬とすれ違っても吠えません。もちろんお散歩も大好きです。
ただ、赤ちゃんとの初対面の時はそう上手くは行きませんでした。また別記事で書こうと思いますが、家族体系の変化はかなり強いストレスがかかったのだと思います。すごく申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、今では家族と認めてくれて、仲良くしてくれています。
最後に
ちなみに・・・。げんすけが着けているバンダナはこちら。
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3色セットなので日によって色を変えておしゃれを楽しめるのですが、げんすけは青がよく似合っていたので青ばっかり着けていました。
パグ日記 その2 とっても甘えん坊なげんすけ
もうすぐ一歳になるげんすけですが、とっても甘えん坊です。
赤ちゃんの授乳中、左足に赤ちゃん、右足にげんすけ、二人抱えています。
そんなげんすけ、もちろん我が家に来た日から甘えん坊炸裂でした。
初日の夜、ベッドで戯れていたら、腕枕で寝ました!
実家へげんすけを紹介に行くときも、車の中で
腕枕です🥺
私が夜勤明け、ヨギボーで息絶えていたときは
首の間で寝てました・・・!
この時はまだ2kg前後だったので、全然苦しくなかったです。
今同じことされたら、死にます。
げんすけはヨギボーが大好きです。
うちには一番大きいヨギボーがあって、げんすけには犬用のベッドを買っていたのですが・・・
ヨギボーで白目剥いて寝ていました😅
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パグ日記 その1 初めまして、げんすけです。
2021年2月某日。我が家に家族が増えました。
パグを選んだ理由
独身時代からパグが好きで、このまま結婚できなかったら実家に帰ってパグを飼うと決め、パグ貯金をしていました。しばらくして彼氏ができたため、その夢は一時中断。彼も動物が好きで小さい頃から犬や猫を飼っていたため、いつかパグを飼いたいことを話していました。
妊娠後夫の実家に行き、夫の赤ちゃんの頃の写真を見ていたら、赤ちゃんと当時飼っていたワンちゃんがベビーカーに並んで寝ている写真を発見!可愛過ぎて私も赤ちゃんとパグを一緒に育てたい!と思い、夫も賛成してくれました。
2月に引っ越しの予定があったため、ペット可のアパートに引っ越し、すぐにブリーダーさんのところへ行きました。
げんすけとの出会い
そこで出会ったのがこの子!!!!!
生後2ヶ月弱。一人っ子の男の子💖初対面なのに人懐っこくて甘えん坊。
体重は1.7kgでちっちゃくてコロコロしてました〜。
家に着きました
車の中でもお利口さんでした。
おしっこするかな〜ってビクビクしてたけどお家まで我慢できました🙌
ちゃんとトイレシートの上で、お利口。
ブリーダーさんに頂いたロイヤルカナンを食べさせてみました。
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・・・っ!!!かわいいっ!!!
名前の由来
「げんすけ」は平仮名です。まだ赤ちゃんの性別も分からない頃、夫と名前を考えていました。名付けサイトで字画が良いものを片っ端から見ていたら、平仮名で「げんすけ」とあり、一番目を引きました。それから胎児ネームとして「げんすけ」を使用していたのですが、ブリーダーさんに「名前は決まっていますか」と聞かれ咄嗟に「げんすけです」と言いました。
いろんな友達に、「げんすけっぽい」と言われ、良い名前だなと思っています。そして元気いっぱいなので、げんすけの「げん」は元気の「げん」です!
最後に
もうすぐ一才になります。
少しずつ更新していくのでよければまた見にきてください!
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出産レポ 第5波真っ只中!コロナ禍出産の孤独
今回は出産の一通りの流れを時系列で書きたいと思います!
妊婦プロフィール
20代後半、初産婦、単胎、ハイリスク該当なし。
予定日を過ぎた頃から日中の前駆陣痛が始まっていたが、いつの間にか治って眠って朝が来るを繰り返していた。お腹が大きいことやマイナートラブルにも慣れたため、自分が妊婦であることを忘れかけていた40週4日目の朝・・・。
実際の流れ
朝トイレに行くとおしるしらしきもの発見!(粘液栓という名に相応しい形状でした。)
予定日の2週間前から実家に帰省していたのですが、帰省後から昼夜逆転していました。そのためそのトイレの後いつも通り飼い犬(パグ)と二度寝。
ここ数日前から起きている時は駆陣痛で10〜20分おきにお腹の張りを感じていました。でも全然痛くないし、いつも通りまた治るだろうと思っていました。
夕方
16:30 お腹の張りが頻繁に。大体10分間隔。でも張りだけで痛みはなし。
17:00 チクチクと膀胱炎みたいな痛みが現れてきて、もう5分間隔に。しばらく様子を見る。
17:30 治らないのでもしかして?と思いシャワーを浴びる。でも5分間隔にしては痛くないよな〜。
18:00 5分間隔続く。膀胱炎の痛みが少し強くなってきていました。でも生理痛とまではいかず、経産婦の友人に相談し、病院へ電話。予定日、初産婦であること、5分間隔であること、痛みの程度、自宅から病院まで40分くらいかかることなどを伝えると
「もう夕食の時間が始まってますので、ご飯食べてまた一時間後に電話してくださ〜い」と。
18:20 母帰宅したため報告。庇うような歩き方になるくらいには痛み出した。お好み焼きを作ってもらって食べるけどなかなか進まない。夫にも連絡し、「今から職場を出るから病院に連れていく」と。入院準備を進めつつも、5分間隔だけど生理痛ほども痛くないし、帰されたらどうしようと思っていました。
18:50 夫から電話。「濃厚接触者になった。今PCRして2時間後に結果が出る。そっちには行けない。」と。
え。。。このタイミングで!?
痛みは吹っ飛びました。
19:20 まあでも仕方ないので病院へ電話。「今から来ていいです。」と
20:00 母に送ってもらって、病院到着。LDRで着替えてモニター装着。
20:30 医師の診察。子宮口3〜4cm。痛みはまだまだ我慢できる。NRS(痛みのスケール):8/10程度。2日目の生理痛くらい。
21:00 痛みが我慢できなくなってきた。麻酔はいつでもかけられるけど、入院時に夫が濃厚接触者になったことを伝えていたため、その結果次第では私の感染も疑われるのでPCR結果待ちと言われる。絶望。
21:30 痛み強くなってきた。NRS:20/10。やっとPCR陰性報告あり。すぐにナースコールして麻酔を始めるように依頼。
「今麻酔科の先生お家から向かってますので、準備から始めます。」
オンコール制なのね。。。仕方ない。
21:50 ルート確保。心電図、SPO2モニター装着。
22:00 痛みの合間で水曜日のダウンタウン見て爆笑。(これ見ながら麻酔入れられたらズレたりせんかな)と不安になる。
22:30 麻酔科医師到着!!!後光が刺して見えました。テレビは消されました・・・。局麻と合併症の恐怖で助産師さんの手を力強く握っていました。実際は陣痛の痛みに比べたら全然余裕でしたが。2回足先がビリってきたけど、無事に入りました。そして麻酔開始後10分程度で痛みは和らぎ、NRS5/10くらい。
23:00 もう張りも分からないくらい。
23:30 少しずつ痛み復活してきて、NRS10/10くらいの時にちょうど麻酔科医師訪室。またしても後光が!痛みを伝えるとすぐに薬追加してくれて、すぐに痛みは和らぎました。
0:00 少し痛いけど、分娩遷延も怖いしこのくらい痛み感じてた方が分娩進むかなと思い、我慢できる程度だったので、そのまま様子を見ることに。初めての導尿してもらいましたが、無感覚でした。ついでに内診。子宮口5cmくらい。破水しそうな感じと。
痛みを我慢しつつ友達にラインで実況していた。(夫はもう寝ていました。)
1:00 担当の助産師さん交代。「3交代大変ですね〜」なんて世間話。ちょっと痛み出してくる。NRS:7/10。大体2分おきの陣痛。
1:20 NRS:10/10。我慢できないくらい痛い。意を決してナースコール。麻酔追加+ドーズ量増やしてくれました。
1:37 NRS:15/10。痛みの程度は多分まだ我慢できるくらいだけど、間隔が狭過ぎて心休まる暇がなくて辛かった。友達が二人起きていてくれてラインが心強かったです。
1:47 痛い。(余裕ない)
1:55 次のドーズだけど痛すぎる。またしてもちょうどいいタイミングで麻酔科医師登場(後光)。結構痛みどめ追加してるのにおかしいな〜って助産師さん呼んでくれて内診。子宮口9cm。分娩のスピードが早かったみたいで、麻酔追加。
2:00 導尿。防水シーツ敷いたり分娩の準備始まる。
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2:25 麻酔効いてきた...!
2:40 全然痛くないけどお尻押される間隔が分かる程度。そういえばお好み焼き少ししか食べてないし、お腹空いてきた頃でした。
3:00 友達とのラインで談笑できるくらいの余裕。その時靴下履いてたんですけど、「靴下履いたまま産むのかな?」とか話してました。寝ようとおもえは寝れたけどここ数日の昼夜逆転のせいで眠れませんでした。
3:15 内診。「赤ちゃん見えてるよ。」と!2回軽くいきんで破水しました。
3:30 もう一回いきんだら「髪の毛見えてますよ。」って。(髪の毛多い子なのかな〜)と産まれてくる子を想像してワクワクしていました。本格的に分娩の準備が始まりました。
4:00 6回くらいいきんだら出てきました!!全く痛みは感じませんでした。
立ち会いができなかった
第5波真っ只中であり、濃厚接触者になっていなくても立ち会いはできませんでした。我慢できない痛みになったとき、ベッド柵を握りしめることしかできませんでした。麻酔を入れる時だけ助産師さんたちが周りにいてくれて、背中をさすったりしてくれたときの安心感は痛みの緩和効果がありました。私は職業柄、頻繁なナースコールは気が引けてできなかったため、麻酔による除痛が必要不可決でした。
まとめ
分娩時の疼痛はがん性疼痛と同等もしくはそれ以上と言われています。私はNRS:20/10が最高値でしたが、まだまだMAXの痛みには程遠かったと思います。これ以上痛くなることを想像したら、私は出産できていないと思います。なので本当に無痛分娩にしてよかったです。それから、ナースコールを押すことを躊躇っている時に、毎回タイミング良く訪室してくれた先生には感謝しかありません。
無痛分娩レポ 私が無痛分娩にして良かったと思う理由
私は2021年8月に初めての出産をしました。そこで私は無痛分娩を選びました。無痛分娩についての詳しい説明はググったり産院での説明があるかと思いますので割愛します。今回は実際に行なった無痛分娩の体験記です。無痛分娩については賛否両論あると思いますが私の一意見です。無痛分娩を検討している方の参考になれば幸いです。
無痛分娩を選んだ理由
- 痛いのは嫌だった
それだけです!(笑)そもそも「出産って痛い」っていうのは皆さん共通認識があると思います。私は看護学生時代、3人の分娩に立ち会いました。そのうち一人は陣痛中から立ち合わせていただきましたが、それがまあ痛そうで、背中をさするしかできない自分がもどかしく思ったのを覚えています。(実際私はコロナ禍出産で、立ち会いNGだったため、背中をさする人が喉から手が出るほど欲しかったです。)その後赤ちゃんが産まれてきて、痛みから解放されたお母さんの顔は忘れられません。でもその後は会陰縫合などの処置もあり、お母さんの苦痛は続きます。こんなに辛い場面を見て、私は果たして出産に耐えられるのだろうかと、不安になり、こんな痛みを経験するなら出産したくない!とまで思いました。でもその場では堪えられたんですけど、実習が終わったあと、教員との振り返りの途中で、3人の命の誕生を思い返して涙が止まらなかったんですよね。そこで私は、「絶対に出産がしたい!」と思うようになりました。痛みのことは忘れていました。
その後看護師になり、(産まれて数日の小児の患者さんも担当することもありました。)月日は流れ、妊娠が発覚しました。すっごく嬉しかったです。と同時に、あの辛そうなお母さんの顔を思い出し、怖くなりました。そんな時ちょうど、「逃げ恥」の新春スペシャルが放送され、ドラマ内でガッキーが計画予定無痛分娩をしているのを見て、無痛分娩があるじゃないかと思い出しました。夫と一緒に見ていたのですが、夫も無痛分娩に賛成で、無痛分娩にすることにしました。
無痛分娩をするか迷った点
- 硬膜外麻酔の合併症が怖い
- 分娩時間が長くなりすぎる可能性がある
- 「お腹を痛めて産まないと愛情が・・・」という都市伝説
上記3つの点で迷いました。
まず合併症についてですが、麻痺とか最悪の場合死ぬ可能性があるとか怖いことが色々書かれていたので私も迷いました。私は外科の病棟で働いていたので、硬膜外麻酔の管理もしていました。毎日の様に手術が行われ、患者さんは硬膜外麻酔を入れて帰ってきます。確かに、おしっこが出ない人や血圧が下がった人もいましたが、5年間働いて大きな合併症を起こした人を見なかったので、大丈夫だろうと、思う様にしました。それに、無痛分娩でもそうじゃない分娩でも命懸けです。あと、もしも帝王切開になったらどっちにしろ硬膜外麻酔は経験せなんやん、と思うことでも腹をくくれました。
二つ目に分娩時間の遷延です。初産婦では、無痛分娩にすることで分娩時間が長くなり、結果的に帝王切開になる人が多いと、後輩の助産師さんに言われました。でも、分娩時間が長くなるならそれこそそんな長い時間痛みと闘ってらんない!と思ったので、無痛分娩を決意しました。
最後に都市伝説についてですが、多少気にはしました。年配の人とか、自然出産論者には無痛分娩をするとは話しにくく感じることはありました。決まって「みんな耐えれたんだけん、耐えれる。」と言われました。(結論からいうと、麻酔開始までの子宮口5cm前後の時の陣痛でも耐えれませんでした。)「お腹を痛めて産まないと愛情が・・・」については医療者ですのでそんなエビデンスのない話は無視です。
実際に無痛分娩をしてみて
長くなったので実際の分娩の流れについては別記事で書きます。ここでは感想だけ。
「無痛分娩にして良かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
です。産道を通る瞬間(鼻からスイカ)の痛みはゼロでした。なので赤ちゃんが出てくる瞬間を、冷静に見ることができました。
(何か紫だな、大丈夫かな、全然泣かんじゃん。ドラマと違う!!)
とか思いながら、めっちゃ吸引されている我が子を「頑張れ!」と応援しながら見ていました。と同時に、(朝4時だったので)自宅で寝ている夫に電話をかけて「産まれたよ〜ん」とめちゃくちゃ軽く伝えることができました。夫も寝ぼけてるし、私がそんなに軽く言うもんだから、最初は夢か現実か分からずにいる様でした。
その後も裂けたところを縫合されながらも、全然痛くないので冷静に電話をしながら初乳をあげるなどして時間を過ごしました。もちろん出産をしているので、身体にダメージはあるようですが、汗一つかいていませんし、疲労感もありませんでした。無痛にしなかったら、入院中もっときつかっただろうなと思います。
まとめ
とにかくこの記事で伝えたいことは、無痛分娩を少しでもしようかなと迷っている人へ、無痛分娩を強くオススメするということです。個人差はあると思いますので、最終的には病院の説明をしっかり聞いて決めて欲しいのですが、私にとってはメリットしかありませんでした。特にコロナ禍で立ち会いができず、看護師であるが故にナースコールを頻回に押す勇気のない私にとっては。
次回は無痛分娩の実際の流れについて書きたいと思います。